case22

変われるための最後のチャンスでした
筑波大学大学院ビジネス科学研究科国際経営プロフェッショナル/早稲田大学大学院 経営管理研究科(プロフェッショナル) 合格

●MBA志望理由
私がMBAを目指した理由をひと言で表すと「自分に対する焦り」でした。今の会社に入ってから10年が経っていました。仕事が暇なわけではない。むしろずっと忙しかった。でもそんな自分には一体どんな力が身についているのだろう。ある日、ふとそんなことを考えました。自分の業界についての知識は増えた。目の前の仕事を効率的にこなせるようにはなった。勤続年数が多い分、会社や上司の仕事ぶりを偉そうに批判することもできる(ただし影で。笑)。10年間必死に働いてきたはずなのにやけに自分が空っぽな気がして、何もない自分に強烈な焦りを感じました。目の前の仕事に囚われ、ビジネスマンとしての努力を怠っていた結果です。「ビジネスについての知識を体系的に学びたい(独学では無理)」「自分の長期的な目標を達成するための筋道を具体的に描きたい(気がつけばサラリーマン人生も残り少ない)」「会社や上司に論理的に提案できる力を付けたい(文句だけのサラリーマンから脱したい)」。そう思ったのがMBAを志すきっかけでした。40歳を目前に、これが変われるための最後のチャンスだと思ったのです。

●Nikken MBA lab.(旧Axel Education)を選んだ理由  「これ!」と思ったら即行動。インターネットで受験対策をしてくれる予備校を探しました。新しいことを始める時はその道の専門家に教えを請うのが一番です。働きながら未知の分野に挑むわけですから、独学でやるという選択肢は全くなく、専門予備校でご指導いただこうと最初から決めていました。そんな中ウェブ検索でヒットしたのが旧Axel Educationでした。なぜここに決めたのか。実は明確な理由はありません。笑 あるとすれば直感でしょうか。その直感につながったのは上手く言えませんが…、ウェブサイト全体に商売っ気がなかったことでしょうか。笑
直感というと頼りない印象があるかもしれませんが、私はそうは思いません。自分が出来そうだと心から思えなければ、その気持ちの隙は甘えになり、行動のブレーキにもなります。「ここで学べば自分は絶対に合格できる!」という直感的な確信があったからこそこの学校を最後まで信じ続けることも出来ましたし、最後まで頑張り続けることも出来ました。そしてこうして受験を終え、その直感は正しかったと確信しています。

●受験勉強について
受験勉強については本当に苦労しました。勉強を始めた時点で自分にあった一般的なビジネスについての知識はほぼゼロ。日経ビジネスを読むのでさえ所々立ち止まってしまうほどの基礎知識の無さでした。自分の仕事内容や業界についての知識はあっても、一歩会社から出れば世間的には全く通用しない人間なのだということを改めて痛感しました。けれどその分、知識がどんどん増えていくのがわかり勉強自体はとても楽しいものでした。

勉強の過程には大きく4つの段階がありました。①指定された基本書をひたすら読み、広く浅く経営知識に触れた時期(約6ヶ月)、②小論文対策(約4ヶ月)、③願書・研究計画書作成(約4ヶ月)、④面接対策(早稲田1ヶ月、筑波英語面接約6ヶ月)。②③④は平行して行いました。

特に苦労したのが③願書・研究計画書作成と④面接対策です。この2つの過程を通して「なぜMBAなのか」「自分はMBAで何を学び、何を成し遂げたいのか」を徹底的に自分に問いかけました。日々の忙しさに流されていると、こうして自分に向き合うことは意外と少ないものです。MBA受験では、大学就職活動時の曖昧さとは比べものにならない、自分の将来に対する具体的で強いビジョンが必要でした。さらに私は早稲田(日本語)と筑波IB(英語)の二校を受験したため日本語と英語で準備する必要があり、これが受験勉強の大変さに拍車を掛けました。

そんな苦しい時間を乗り切れたのは、講師の強くて温かいサポートのおかげです。講師や同じ受講生との議論を通じて、自分がMBAを通して成し遂げたいことがより明確になりました。また、事情があり私は他の方よりも準備期間が長かったため、途中で勉強に対する気持ちが下がることもあったのですが、講師は私の気持ちがうまく続くよう絶妙なタイミングでメールを下さっていました。

経営についての知識ゼロだった私が、志望校2校合格という奇跡を起こせたのは間違いなくこの学校おかげです。出来ないくせに、出来ないことを認めたがらない手のかかる生徒だったと思います。そんなクセのある私に最後の最後まで向き合ってくださった講師には感謝しかありません。本当にありがとうございました。

  • 女性(歳)
  • 合格年度:2016
  • 氏名:
  • 性別:女性
  • 学校名筑波大学大学院ビジネス科学研究科国際経営プロフェッショナル/早稲田大学大学院 経営管理研究科(プロフェッショナル) 合格

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