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2018.11.05

押久保政樹

小論文について

当校では各ビジネススクールの10年分は過去問を所有しています。
各校の試験問題を読んで思うのは「良い問題だな」ということです。読み物として面白い。
人事制度の見直し、デジタルマーケティング活用、企業の社会的責任 etc
取り上げられるテーマは昨今のダウントレンドを反映しており、現在の日本企業が感じている問題意識と直結している。
どれも現状維持ではなく”いかに変わっていくか”に主眼が置かれています。求められているのは低成長下での経営戦略、いや、そんな生温いものではなく生存戦略です。
更にトップスクールになると下記のような特徴があります。

 

一橋…問題文が長く論文的。経営に限らず社会問題全般がテーマ。視野の広さを見ている印象。
慶應…経営学の王道を行く問題が中心。テーマがオーソドックスなので論理的に“正解”が導ける。
早稲田…問題文が短く論述の自由度が高い。経営者(トップ)視点でどのように考えるかを見ている印象。

 

トップスクールは別にお勉強ができる人間を求めている訳ではありません。
泥臭くても自分で考え、自分で問題を解決しようというビジネスマンが求められているのです。
その心構えを入試段階で見られているし、必然小論文でも同じことが問われます。
20世紀の米国企業で、長引く業績低迷からの脱出を主導したのがビジネススクール出身者だったことを考えると、日本でも同様の流れが起こることを期待します。