経営

2019.06.11

押久保政樹

商工ジャーナル6月号に寄稿しました

商工ジャーナル6月号 オリンピック・パラリンピックを支える金メダル企業
にて取材を担当させて頂きました。

確かな技術力で世界に挑戦するものづくり企業を紹介しています。
機会がありましたらお手に取ってお確かめください。

2019.04.16

押久保政樹

CIGS 櫛田博士セミナーに参加してきました

本日、一橋講堂にて開催されたCIGS主催スタンフォード大学 櫛田博士のセミナーに参加してきました。
当校代表の濱口が社長を務める日建産業では氏の
Stanford Silicon Valley – New Japan Projectを支援しています。
テーマはAI 革命についてでして、今シリコンバレーで何が起こっているのか生のレポートを伺うことができました。
技術面の話というよりも経済・経営的な側面からAI 革命の本質に迫る内容でした。
端的に言うとビジネスに落とし込む際、「AIで何ができるのか」というよりも「誰がAIで何をするのか」という切り口の方が価値を産みだすということです。
例えばGoogle マップユーザーの位置情報をトラッキングすることで交通混雑状況をリアルタイムで把握することが出来ますし、そこにAIを用いると運送効率を上げることが出来ます。
個別の技術に着目するより、大きなストーリーを描くことの重要性を実感しました。
イノベーション用語はマジックワード化しがちなので、こうした地に足がついたビジネスについて議論を行うことが重要だと考えます。

2019.03.05

押久保政樹

商工ジャーナル3月号に寄稿しました

商工ジャーナル3月号 特集:廃校を地域ビジネスで生かす
にて取材を担当させて頂きました。

近年、文部科学省が「みんなの廃校」プロジェクトを立ち上げるなど廃校活用に注目が集まっています。
廃校活用はビジネス面でのメリットも多く、地方創生の鍵になる可能性を秘めています。
機会がありましたらお手に取ってお確かめください。

2018.12.19

押久保政樹

海外大学院について

今回はエクストラ記事です。

MBAを検討する際に気になる海外大学事情。ちょうど友人が英国のグラスゴー大学大学院(The University of Glasgow)に留学中なので色々尋ねてみました。蒸気機関の父ジェームズ・ワット、国富論のアダム・スミスを輩出した名門です。専攻は会計修士(MAcc)。

取材協力:公認会計士K

 

Q.進学を決めた理由

A.多くの最先端の会計理論・実務は、欧米の研究者・実務家から発信されている。日本では手に入りにくい研究資料へのアクセスを期待。欧州では一年で修士課程が修了するのも魅力。

 

Q.勉強内容について

A.財務会計、管理会計、ファイナンスはもちろん、監査論、コーポレート・ガバナンス、環境会計、会計倫理など、より専門的な分野まで学べる。

 

Q.受験対策について

A.受験はないが、指定の英語試験で要求水準を満たす必要があるため、その対策は必要。また、大学での一定水準以上の成績が求められる。さらには志望動機書、職務履歴書、推薦状で総合的に合否がきまる。

 

Q.留学生は何割くらい

A.ビジネススクールの修士課程はほぼ留学生と思われる。中国人が多い(数年前から急激に増えてきたらしい)。

 

Q.他に日本人はいるか

A.非常に少なく、会計修士課程では私のみ。

 

Q.周囲のバックグラウンド

A.学部卒業からそのまま入学のパターンが多い印象。経理の仕事をしていた人ももちろんいる。

 

Q.学習負荷について

A.非常に高い。範囲が広いうえ、期末試験の準備期間はほぼないため、毎日の予習復習は必須。また、期中に各科目ごと3,000ワードほどの小論文の提出が求められる。関連する論文を読み込まなければ合格水準には届かない。

 

Q.入ってみた感想

A.単なる知識だけではなく、より本質的な理解(理論背景、会計数値以外の影響、実務と理論の関係性)を得ることができるため、思考力を高める良い機会となりそう。

 

Q.卒業生の主だった進路

A.やはり人気は英国勅許会計士。KPMG, Deloitte, PwC, EYといった四大会計事務所(Big 4)。他は銀行とか金融も多い。

 

Q.欧米での評価

A.会計の分野は、まずは経験・資格(会計監査・税務は独占業務)が優先の世界なので、会計修士であるだけでいきなり高度な仕事につくのは難しい。ただバイリンガルや修士優遇の求人は多いため、差別化のための強力な武器となる。

 

ということでした。海外大学受験となると自分で行動することが大前提になりますが、学びたいことが明確で強い意志があれば是非志望してほしいと思います。

 

 

2018.09.27

押久保政樹

横の繋がりの重要性

最近、若年層の間で退職代行サービスが流行っているという話を聞いて関心すると同時に思うところがありました。
そもそも憲法では「職業選択の自由」が謳われています。誰にも止める権利などあるわけがない。
「上司に切り出しにくい」といった心理的コストが高いのだと思いますが、対面が無理ならば書面で送りつければ良いでしょう。
辞意を示すのはメールでも電話でも良いですが悪質な相手だと受領した事実を否認することもあり得るので、内容証明と配達証明を利用すれば証拠能力としては十二分な訳です。
そうした当たり前のアドバイスが受けられない。つまり若年層の周りに相談相手がいない訳です。

 

別の話になりますが、起業したいという若者も大勢見ました。実現の仕方が分からないという悩みも聞きました。
起業するためには資金は絶対条件ではありません。条件を満たせば各種助成金の制度を利用することも出来ます。
登記しようと思えば法務局に通えば無料で色々教えてくれます。定款にしても0から書く必要はなくて、インターネットで検索すればフォーマットが転がっています。
最近は住所登録できるコワーキングスペースも増えています。大掛かりな事務所を構えるハードルも無い。
どれも煩雑ですが一度経験すれば分かることです。経験者と情報交換することが手っ取り早い。

 

適切な情報にアクセスするにはチャネルが必要です。
そもそも当校の場合、志を持った学生が集まってくるのですから横の繋がりを増やす機会として捉え、積極的に利用して頂きたいと思います。

2018.09.18

押久保政樹

ビジネス実務について

本日、一般社団法人ベンチャー型事業承継代表の山野様と面談しました。
https://take-over.jp/
同法人はアトツギ特化型ベンチャー支援エコシステムを標榜している団体です。
同族経営と聞くと付随する数々の制約が思い浮かびますが、
事業モデルを伺っているうちにそうした古いイメージが払拭され、
現実の事業環境下で現代的でスマートな仕組みを志向されていることが分かりました。
会員同士のフラットな教え合い、U34の若手に門戸を開く方針など、目的とするところは知識の詰め込みではなく、考える力の養成なのだと感じます。

 

何となく、話していると自分の体験が思い出されました。
私はMBAを取得してから会社員として働き始めたので、最初、実務がロジカルではない場面に戸惑いました。
ビジネス現場の意思決定が文字通り声の大きさで決まることは多々ありますし、それは資本の論理ですらありません。
一方で、そうした状況を否定しても始まりません。現実が正解だからです。
課題に直面した時、いつでも立ち返るところはHMBAで受けた考えるトレーニングでした。
間違っていると感じることを受け入れてしまうのか、自分は何もできないと見限ってしまうのか、周りに合わせてしまうのか。
現実を認識して、考えて、行動したことには後悔が残りません。
漫然と生きていると突き詰めて考える機会は中々ありませんが、MBAにしろ業界団体にしろ、同様の問題意識を持つ仲間を得て議論を交わす、そうした場があることは素晴らしいなと思います。

2018.09.10

押久保政樹

スタートアップ企業について

私はミレニアル世代に属するのですけど、

周りを見渡すとスタートアップ企業を就職先に選ぶ同年代も増えてきたなと感じます。

若者の大企業志向が薄まり、本当に自分がやりたいことを考える傾向が出てきたのは個人的に嬉しいことです。

以下に彼らと話して気づいたスタートアップ企業が人を惹きつける要因を書き連ねます。

 

①楽天・サイバーエージェントといったITバブルの頃に現れたスタートアップ企業の経営者が、現在は尊敬を集める存在となっている。

やはり成功体験が可視化されたということは大きいです。目に見える目標があると続く人間が出てくる。

ITバブルが崩壊した当時は色々言われましたが、時代も一巡して評価が固まったということでしょう。

そもそも堀江貴文さんを巡る一連のバッシング/加熱報道を知らない世代も多く「挫折から立ち直り再び第一線に戻ってきたビジネスマン」という好意的な見方を聞いたのが新鮮でした。

 

②スタートアップ企業のエコシステムが回っている。

当たり前ですが誰もラッキーパンチを狙っている訳ではありません。

現在はX-Hub Tokyoのように自治体が主導するアクセラレータプログラムが多数存在します。

スタートアップ企業が成功するために不可欠な資金の出し手・メンターを確保する環境が整備されたことで

言ってしまえば成功するためのルールが在ると見做されるようになりました。

 

③組織がフレキシブル。

とにかくどこも人手不足であり採用時期も随時だったりするので入りやすいです。

リクルーティングも属人的な対応が多いので上手にコンタクトをとればまず話は聞くことができます。

各ポジションが厳密に定まっていないので、交渉によって自分の求める職位を得ることもあるでしょう。

組織のレイヤーが少ないため、マネジメント層にダイレクトに自分の意思を伝えることも可能です。

 

④若手社員が多い。

当然、年齢が近いほど友人は作りやすいです。

良い悪いは別にして大学の延長としての会社というノリはあります。

基本的に上下ではなく横で繋がっているため退職後もそこで培ったネットワークは生き続けます。

概して健全なスタートアップ企業は人間関係が極めて良好です。

 

上記のような要因を意識して取り入れることで旧来型の企業も変わるのだろうと思いますが、

柵に捉われて何もできないまま現在に至るというのが実状でしょう。

なんにしろポジティブな環境に身をおきたいものですね!