1. MBAの取得を目指した理由
私は入社以来、経理や総務などの間接部門の業務に従事しておりました。MBAの取得を志すきっかけとなったのは、現部署への異動辞令です。現部署では経営状況の把握、事業性の分析や投資案件の検討をおこなっており、様々な経営課題の解決策を提案していかねばなりません。しかし、年次の浅い若手社員で、かつ間接部門での経験しかない今の自分では、できる業務の幅に限界を感じておりました。そこで経営者の視点から、論理的な思考をもって解決策を提示できる人材になりたいと思い、夜間でも通えるビジネススクールへの受験を決意しました。予備校選びにおいては、最も親身で熱意のあると評判のNIKKEN MBA lab.に関心を持ち、講師である波田野さんへ連絡を取って相談したところ、私の希望に応じた対策のスケジュールを丁寧にご説明いただけたため、4月に入校を決めました。
2.NIKKEN MBA lab.の指導について
入校当初は2週間に一度のペースでゼミに参加し、志望校となる学校の研究や、志望理由と研究計画について繰り返し議論を重ねました。数か月をかけて、自身のキャリア計画上、MBAの取得を目指す理由を納得が得られるまで何度も考え直しました。出願書類を完成させた後も、試験直前の面接対策では、波田野さんから鋭い質問を何度も投げかけられ、答えられるようになるまで内容を磨きました。十数回を超える模擬面接のおかげで、試験当日には、面接官に全く臆することなく自信をもって答弁ができました。
小論文の対策については、基本的な書き方を学んだあと、経営に関する知識を吸収しつつ様々なトピックの課題をこなしていきました。とくに初めのころは、時間がかかっても、質の高い論理的な文章を書くことを心掛けました。過去問を含めて20回以上こなすうちに、短い時間の中でも文章の構成を考えられるようになり、どんなトピックでも制限時間内で書けるようになっていました。私の場合4月に入校していたため、十分に対策をとる時間がもてたのが良かったと思います。
3.最後に
MBAの受験で重要なことは、単なる学力や知識の量ではなく、論理的に考える能力を証明することであると感じました。そのためには、志望理由も研究計画も、自身が今まで経験してきたことを全て棚卸し整理した上で考えなければいけません。私は自己批判がなかなかできず、試験直前まで対策に悩みました。しかし、苦しくても最後まで悩んで考え抜いた結果が、今回の合格に繋がったのだと思います。
講師の波田野さんは、学校の選考官と同じ眼を思っておられますので、ご指導には全幅の信頼を寄せることができました。厳しいながらも最後まで適切なアドバイスをしてくださり、とても感謝しております。この一年間で学んだことを糧に、ビジネススクール入学後も勉学に励んでいきたいと思います。波田野様、一年間大変お世話になりました。そして、誠にありがとうございました。