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一本筋の通ったロジックを、武器として使いこなすことができるように
筑波大学大学院ビジネス科学研究科(国際経営プロフェッショナル専攻)合格

1 MBA取得を目指した理由

国家公務員としてキャリア歩んできた私は、自分の仕事に誇りを持つ一方で、いつしか閉鎖的で官僚的な自分の組織に疑問を持つようになり、「自分の組織を改善したい」「効率的な組織に変えたい」と思うようになりました。また今までの地方勤務から、ちょうど東京に転勤となり、この機会を活かして社会人大学院に挑戦し、「自分の組織を第3者的な視点から分析してみたい」「より実践的なビジネスの視点から、自分の組織を冷静に分析し、適切な施策について意思決定できる能力を身に着けたい」と思うようになり、MBAの取得を目指すことにしました。数ある社会人大学院の中でも、自分の組織に一番足りない多様性を特徴に持ち、完全に英語で行われるプログラムである筑波MBA-IBに魅力を感じ、志望しました。

 

2 NIKKEN MBA lab.を選んだ理由

ビジネスとは程遠いキャリアを歩んできた私にとって、MBA受験は全く情報のない、未知の領域に足を踏み入れるような感覚でした。周りにMBAを持っている人もおらず、合格に必要な基準や求められている人物像がわかっていない私は、一人で準備すべきなのか、あるいは予備校に通うべきなのかすら、判断できていない状況でした。そこでMBA受験に関する情報を集めようと、インターネットで調べている途中、NIKKEN MBA lab.のホームページにたどり着きました。拝見すると、ここには面接の対策等の回数制限がないことと、個人に合わせてとことん指導をして頂けるということを知り、直感的にビジネスの世界でキャリアを歩んでいる他の受験者よりも準備に時間がかかり、一人ではどうにもならないかもしれないと感じた私は、波田野さんに電話してみることにしました。電話での説明で波田野さんは、自分が希望する筑波MBA-IBに関する個別具体的な情報だけではなく、MBAというもの自体に求められている基準や人材について幅広く説明して下さったことと、国家公務員でありながらMBAを取得することに前向きなコメントをして頂き、私は自分にも無理ではない、やればできるのではないかと感じました。また、ここならMBAに関して全くの素人である自分に合ったきめ細やかな指導をして頂けると感じ、受講を決意しました。

 

3 受講開始後について

割と早くから受講し対策に取り組んだにも関わらず、エッセイ作成にだいぶ時間がかかりました。しかし、このエッセイ作成を通じて、いかに自分のロジックの組み立てが甘いかということと、自分の考えていることを言葉に表し、人に伝えることがどれだけ難しいということを知りました。最後に述べますが、今振り返ってみると、当時は自分こそが自分の考えをはっきり明確に理解・定義付けできていないため、言葉にして人に伝えることができていなかったのだと思います。

また筑波MBA-IBは2次試験で英語での面接が行われます。英語での面接は私にとって初めての経験であり、緊張していましたが、繰り返し波田野さんに指導して頂いたおかげで本番は適度な緊張感で面接に臨むことができ、用意してきたことを十分出し切ることができたと思います。筑波MBA-IBの面接は前半が志望動機などが問われる一般的な面接、後半がアナリティカルシンキングと言ってテーマに沿って意見を言う面接なのですが、どちらも練習で波田野さんが言っていた通りの質問とテーマが来たので、落ち着いて対応することができました。

 

4 最後に

振り返って考えてみると、良かった点は2つあると思います。

一つは、波田野さんはダメなものはダメ、良いものは良いとストレートに言って下さることにあると思います。それはエッセイでも面接でも、自分の中で考えている「志望動機」や「キャリアゴール」などを言葉に変えて相手に伝える必要がありますが、自分の思っている通りには伝わりません。この問題の本質は、自分の言葉と相手の理解の問題もありますが、その前に、自分自身が考えていることが本当に明確なものになっているのか、言葉にして相手に伝える以前の問題にあると知りました。波田野さんの指導の中で、一番突っ込まれて厳しく指導されたところがこれだと思います。筑波MBA-IBのエッセイや面接は英語ですが、逆に英語で伝えるからこそ、より洗練された、明確な考えでないと、正しく伝わらないものだと思います。(実は使う表現や英語力は、些末な問題なのかもしれません。)このことは、波田野さんや他の受講生との議論の中で見出した最も重要なポイントであり、これが明確にできるようになれば、MBA受験にあたってエッセイや面接など形を変えてもブレることのない、一本筋の通ったロジックを、武器として使いこなすことができるようになるのだと思います。

もう一つは、同じ大学院を目指す仲間とのゼミです。特に職場や身の回りにMBA受験経験者がいない私にとって、他の受験者がどのように考え、どのようなエッセイ・面接をするのかを知ることができました。この過程で、どのような受験者も同様のことで悩んでいることを知り、無用な心配なく、適切に準備すれば合格は成し遂げられると確信し、自信になりました。また、他の受験者の良いところや悪いところを参考にして、さらに自分のエッセイや面接を改善させることができたと思います。繰り返しになりますが、自信がついたおかけで面接本番は程よい緊張感で、堂々と臨むことができました。また、試験官からの質問にも詰まることなく、円滑に進めることができたと思います。

私はあの時、波田野さんに指導を仰ごうと決意してよかったと思います。もし、あの時一人で準備しようと思っていたら、間違いなく合格はできていなかったと思います。

  • 男性(32歳)
  • 合格年度:2018
  • 氏名:匿名希望
  • 性別:男性
  • 学校名:筑波大学大学院ビジネス科学研究科(国際経営プロフェッショナル専攻)合格

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